おけはざまの歴史

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- はじめに
桶狭間学区は 1350 年頃南北朝時代の南朝の落武者がこの地、桶狭間に約 20 名程が隠れ住 んだのが始まりと言われています。コツコツと荒地を開拓しひっそりと生活しておりました。 そして、1560 年(永禄3年)25,000 人の今川義元が引き連れる今川軍と、対して、3,000 人 で戦いに臨んだ織田信長率いる織田軍との間で、桶狭間の戦いが現在の桶狭間古戦場公園(緑 区桶狭間北3丁目)付近で起こりました。 大将義元は早朝沓掛城を出発し大高城に入るため途中のおけはざま山(現在の豊明市南館と 桶狭間北3丁目付近)の中腹に本陣を構え休息をしていました。そこに雷雨に紛れて近づいた 織田信長本隊に攻撃され、桶狭間古戦場公園付近で首を取られました。この戦いで織田信長は 武勇を高め、群雄割拠の戦国時代を終息し日本全国統一の足がかりとなりました。 桶狭間学区では 2010 年「桶狭間の戦い」から 450 年を記念し、桶狭間古戦場公園を「桶狭 間の戦い」のジオラマ公園として改造しました。また、地域の皆様の寄付により織田信長公と 今川義元公両雄の銅像を公園内に建立しました。 2011 年の名古屋市地域予算(桶狭間学区地域委員会)にて委員会は郷土の歴史を理解し後 世に伝える事業として、 「おけはざまの歴史」を発行いたしました。2060 年の「桶狭間の戦い」 から 500 年にはこの本を読んで郷土の歴史を勉強された方々が盛大に記念イベントを開催して 頂けたら幸いです。また、この本の発行と同時にDVDも併せて制作いたしました。是非ご覧 ください。発行にさいし桶狭間古戦場保存会の編集委員の多大なるご協力、ご努力に対し厚く 御礼申し上げます。
ぐんゆうかっきょ
平成 23 年 11 月
桶狭間学区地域委員会委員長
桶狭間古戦場保存会会長
梶野 泉
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