おけはざまの歴史

- ページ: 34
- 7 長福寺
ちょ う ふ く じ
長福寺 : 本堂と山門
天 文7年(1538)に、善 空 南 立和 尚と言う人が創 建 しました。桶狭間の戦いの後、信長は、境 内で義元や その武将の首検証をしたと言われております。その時 立ち会った茶 坊主、林 阿弥は主 君義元や家臣の菩 提を
とむら ちゃぼうず り ん あ み しゅくん ぼだい あ み だ にょらい けいだい
てんぶん
ぜん くう なんりつ おしょう
そうけん
弔 う た め 再 び 寺 を 訪 れ、 そ の 時 持 参 し た 阿 弥 陀 如 来 が、現在も寺のご本 尊でとして祀られています。堂内に
ほんぞん
松井宗信と今川義元両公の木像
は、今川義元と松井宗信両公の木像も安置されています。 寺から南の丘陵は、14 世紀中ごろ南朝の落武者が住み 着いた桶狭間村発祥の地であり、放生池に隣接する小さな 泉は、村人の貴重な生活の水源でありました。この泉は、 これまで一度も水が枯れたことがないと言われておりま す。
はっしょう ほうしょういけ なんちょう おちむしゃ
長福寺内にある泉
34
- ▲TOP